講義担当者
小笠原 悟 司 Satoshi OGASAWARA
大学院情報科学研究科システム情報科学専攻 (システム変換学研究室) 教授.工学部情報エレクトロニクス学科システム情報コース担当.パワーエレクトロニクスとその応用に関する分野の研究をしています.インバータなどの半導体電力変換装置,モータドライブシステム,電気自動車・家電などへの応用技術,パワーエレクトロニクス機器から発生するEMI/EMCに関する研究を行っています.
出生地:香川県
HP: http://sfc.ssi.ist.hokudai.ac.jp/
E-mail: oga(at)ist.hokudai.ac.jp (at)は@で置き換えてください
居室: 情報科学研究科棟3階 3-14号室 電話 011-706-6463
講義のポイント
未来社会の動力・エネルギーを賢く生み出し・無駄なく使うパワーエレクトロニクスの技術
携帯電話などの電子機器に付属しているACアダプターは,昔は大きくて重たかったのですが,最近ずいぶん小さくて軽くなったのに気がついていますか? また,皆さんの家にある電気製品にも,インバータ○○(エアコン,冷蔵庫,洗濯機・・・)が増えてませんか? さらに皆さんが普段利用している電車や地下鉄の車両も,新しく作られているものはほぼ100%がインバータ電車です。このように,パワーエレクトロニクス技術は小型・高性能でしかも省エネの電気機器を開発するためのキーテクノロジーとなっています。
この講義では,電気自動車やハイブリッド自動車の駆動システムを例に,パワーエレクトロニクス技術がいかに使われているか,どのようにして小型・高性能・高効率を実現しているのかについて説明します。
ハイブリッド自動車用モータ(50 kW)の試作
デモンストレーション
ACモータ駆動システム
現在,電気自動車をはじめとする幅広い分野で用いられているACモータ駆動システムは,交流モータにインバータで電力を給電して動作しています。デモンストレーションでは,交流モータの動作原理ならびに最新のACモータ駆動システムの性能が一目でわかるように,実験を交えてお見せしたいと思います。
ACモータ駆動システム