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家賃が安い
大学に入学して部屋を借りる場合,札幌は首都圏や関西などと 比べて家賃が安いです.また,首都圏では敷金,礼金,関西では 保証金などの負担が大きいですが,札幌ではそれらの金額も小さくて 済みます.アパートや ワンルームマンションは大学の近くが多く,学生は徒歩や自転車などで 大学に通学しています.これは家賃の安さに加え,通学の交通費と時間の節約に なります.4年間を通して考えるとこの差は大きいです.
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北海道の大自然がいつでも
夏休みになると本州から大学生達が大挙して北海道にやってきて, 短い期間に あわただしく観光名所を巡っていきます.札幌は北海道のほぼ中央に位置していて, 道内の各所に週末やちょっとした休みを使って気軽に出かけることができます. 観光客で混み合うことのないオフシーズンに,ふらりと訪れることができる のは,道内に住んでいる者の特権です.道外から北大に入学した学生も, 大学4年間の間に道内の主だったところは見てまわっているようです.
(右は道南・せたな町西大里からの眺め)
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全国から集まる学生
北海道大学には日本全国から学生が集まります. 平成30年度入学者の出身地内訳は地元 北海道が32.2%,東北4.8%,関東26.3%,北陸・中部15.0%,近畿12.6%, 中国・四国4.2%,九州・沖縄2.8%で, 全国各地から入学しています.同郷の人がいないのでは,という 心配はありません.また日本全国の出身者と友人になるチャンスがある, それが北大です.
(右は北大生100人の出身地域のイメージ)
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鬱陶しい梅雨がない
毎日降り続く雨,乾かない洗濯物,蒸し暑さに流れ出る汗.油断するとすぐに発生するカビ. 本州でそんな鬱陶しい梅雨の時期を迎えている6〜7月,北海道では一年で 一番気持ちの良い季節を迎えます.(個人差はありますが)冬の我慢の貸しを 返してもらっている 気にもなります. また,札幌で一番,降水量が少ないのは 6月です.6月の花嫁(ジューン・ブライド)というのも,北海道では 自然な選択です.

実は北海道にも"蝦夷梅雨"と呼ばれる, 本州の梅雨に似た天候となる 年もあるのですが,それも長くは続きません.
(右は2008年6月22日の天気図)

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スギ花粉の飛散が少ない
北海道にはほとんど杉の木がありません.杉が生育できる 北限に近いので,山に杉を大規模に植林することがなかったからです. おかげで,春にスギ花粉が大量に飛び散ることも,深刻な スギ花粉症で悩むこともほとんどありません. そのため,北海道は同じく杉林のない沖縄とともに,スギ花粉症が重症な人にとっても 緊急避難場所になっています.

スギ花粉症のかわりに,北海道にはシラカバの花粉症の人はいるようですが, スギ花粉ほど猛威はふるっていません...
(右はキャンパス内シラカバ並木)

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食べ物がおいしい
北海道は食べ物がおいしいです.カニやウニなどの魚介類, ジャガイモやアスパラガスなどの野菜類,新鮮な牛乳やアイスクリーム, チーズ,バターなど乳製品,それに ジンギスカンや豚丼,ラーメンにスープカレー,など.20歳を過ぎたら 生ビールもよいですね.手軽に入れる回転寿司のレベルの高さも 北海道の自慢です.サーモンやサンマ,ホッキといったネタが 安くてお勧めです.

札幌にいると色々な食のイベントがあります.大規模なものは毎年9月に 大通公園で開かれる「さっぽろオータムフェスト」で,北海道内のおいしい ものが集結します.また,北大キャンパス内でも,毎年晩夏に 農学部前の緑地を使った 有志による食の祭典「北大マルシェ」が開かれ,道内の生産者の自慢の 作物や食品を楽しみにした市民で賑わいます.(北大百年記念会館1階に常設 の北大マルシェ Cafe&Laboがあります)
(右は北大マルシェの様子)


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教養と専門が同じキャンパス
一般教養(全学教育)と専門課程(各学科の講義)を 同じ札幌のキャンパスで学ぶことができます (函館に専門課程のキャンパスを持つ水産学部を除く). 教養課程と専門課程とで キャンパスが違う大学が多い中で,同じキャンパスで4年間継続して学ぶことが できるのは,勉学や生活,クラブ活動などの面で大きな利点です.

他大学における共通・専門のキャンパス分離の例  東大:駒場→本郷,柏,京大:吉田→桂,阪大:豊中→吹田, 東北大:川内→青葉山,星陵,雨宮,九大:伊都→箱崎,馬出など
(右は全学教育を行う高度教育機能開発総合センター正面玄関)

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ウインタースポーツ
北海道はウインタースポーツが盛んです.札幌でも大学から車で30分ほど のところに本格的なスキー場がありますので,授業が終わってから近場で 一滑り,週末にはちょっと足を伸ばしてニセコや富良野へ,という学生も多いです. 市内でも気軽に歩くスキーなどができます.そのほかにも,スノーシューをはいて 近郊の森林公園を散策,といった楽しみ方もあります. また,スケートリンクやカーリング場も札幌市内にあり, スポーツ好きの人には冬でも運動する場がたくさんあります.
(右は大倉山ジャンプ場近くにあるウインタースポーツミュージアム)
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気軽にジンギスカン
北海道といえばジンギスカン.雪解けを迎え暖かくなるとキャンパス のあちこちでコンロを囲み,研究室やサークルで ジンギスカンを楽しむ様子が見られます.また,キャンパス内には にジンギスカン公認エリアが 設定されています.また,キャンパス中央にあるコンビニの2階には 食材とコンロがすぐに手に入るジンギスカンテラスが新しくオープンし, 多くの人で賑わいます. 野外でのジンギスカンのパーティー(ジンパ)は,北大での 見慣れた風景の一部です.
(右は研究室の恒例のジンパの様子)
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大学創設期のストーリー
札幌農学校の初代教頭クラーク博士は,わずか9ヶ月しか滞在しません でしたが,その残した"Boys, be ambitious!"の言葉で有名です.また,その創設期の 学生だった新渡戸稲造,内村鑑三,宮部金五,広井勇などの足跡は大学の総合博物館 でたどることができます.大隈重信の早稲田大学,福沢諭吉の慶應義塾大学,津田梅子の 津田塾大学など, 私学では大学創設者のストーリーが語られ,大学のアイデンティティを形作ることが 多くありますが,国立大学法人としては希な例でしょう.
 (右はポプラ並木を背に建つ新渡戸稲造博士胸像)
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