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北海道人気質
日本各地,県民性などと呼ばれる気質の違いがあります. 北海道の人の気質としてよく言われるのが, 細かいことは気にしない,裏表がない,気さくである,などです. (これの裏を返すと,大雑把,ずけずけものをいう,馴れ馴れしい,などとも 言われますが....)  概して他の地域からやってきた人を許容する懐の深さ(無関心?)が あります.何しろ,自分たちも元をただせばほとんどが"よそ者"ですので. 北海道大学の先生方もこうした気質をもった方が多いように感じます.

右は明治維新後の北海道の人口の推移です. 急激に増えているところは本州などからの開拓・入植によるものです. 北広島市,伊達市,新十津川町,札幌市白石区などの地名は開拓期の 入植者の出身地が由来です.

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外国人名の賞
北大には学生に与えられる賞に外国人の名前を冠したものが あります.これは北大の創生期などにおいて大きな貢献があった 外国人教師などの名前を記念したものです. たとえば,ウィリアム・S・クラーク博士のクラーク賞,戦前戦後の北大での英語教育 に貢献したハロルド・M・レーン先生のレーン賞,札幌農学校時の教官で第3代教頭, 日本最初の"運動会"を始められたダビッド・P・ペンハロー先生の 名前がついたペンハロー賞, などです.日本人の名前のついた賞よりももらったときに何か有難味が あるような気がしませんか.ちなみに,努力してこうした賞を受賞できたら, 履歴書の賞罰欄に堂々と書くことができます.
(右は札幌農学校創設期のアメリカ人教師とその夫人 1879年)
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キャンパス内に病院
北大には医学部,歯学部,獣医学部があり,それぞれがキャンパス内に 設備の整った病院を持っています.万が一,キャンパス内で事故や急病になったとしても すぐに病院に駆け込む(あるいは担ぎ込まれる)ことができます. また,日常の健康管理に関しては健康管理センターがあり,さまざまな健康相談や 診断に応じてくれます.
(右は北海道大学病院)
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空が青い
北海道の空は青いです.東京や大阪などで見上げる空と比べると ずいぶんと青さが違うような気がします.タバコの宣伝に出てくるような 空です.科学的に考えると 空気中の粉塵が少ない,大陸からの黄砂の影響が少ない,湿度が低い などの理由によるのでしょう.それと,雪の平原やシラカバの白い幹との コントラストが青さを強く感じさせるのかもしれません.
(右は冬の青い空に映えるシラカバ)
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コンビニが多い
札幌の街は他の地方の都市と比べてコンビニの密度が 高いように思います.全国展開をしているコンビニチェーンそれぞれの出店 に加えて,北海道ローカルのコンビニチェーンがかなりの 数の店舗を展開していて奮闘しています.このローカルコンビニは 値引き販売をしていることがあって,定価販売が基本のコンビニから するとスーパーに近い感じです.密度は感覚的には 100m×100mの1ブロックごとにあるような感じです. (きちんと調べた訳ではありませんが...)  身近なコンビニは下宿生活の強い味方ですね.
(右は北海道大学キャンパス内に出来た北海道ローカルのコンビニ店)
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パソコンなどを手に入れやすい
札幌の駅前にはポイントカードで有名な大規模な家電(もともとはカメラ) 量販店が2店あります.かつて"札幌駅前戦争"として値引き競争が報道さ れていた時期もあります.また,駅前〜大学前にかけて パソコンのパーツ屋さんや中古ショップなどもあります. ですので,よほど特殊なモノでなければ, 大概のパソコン関係のものは札幌で入手することができます.
(右は札幌駅周辺の家電量販店)
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北大オリジナルグッズがある
交流プラザや総合博物館, 北大生協店舗には北大訪問のお土産になるようないろいろな大学独自のグッズが 売られています.ボールペンやノート,Tシャツ,タオルなどは どこの大学でも売られていると思いますが,クラーク博士のキーホルダー, 北大寮歌のCD,クラーク博士の珈琲,北大プティゴーフル,クラークワイン, 大吟醸酒などという変わったものもあります.最近では札幌市内の有名菓子店 と協力して「札幌農學校」というクッキーを売り出し人気商品となっています. この売り上げの 一部は北大の緑化基金となります..
(右は北部生協店のオリジナルグッズコーナー)
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日の出が早い
札幌の東経は約141度.標準子午線のある明石が東経135度なので 経度で6度東に位置しています.春分の日のころでみると,東京より7分, 大阪より18分早く日が昇ります.これが夏至のころには東京より30分,大阪より 50分も早く朝3時54分に日の出を迎えます.夏は夜更かししていると すぐに空が白んできます.札幌では朝型の生活リズムで生活するといろいろと好都合です.

ちなみに,札幌では企業や市役所を中心にサマータイム導入を検討して試行を行って います.ただし,営業(勤務)時間を朝にずらして,時計そのものは変えていません.

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夏は昼が長い
札幌の北緯は約43度で,東京,名古屋,大阪 がほぼ北緯35度ですので8度ほど北にあることになります. 地軸の傾きのおかげで,夏は昼間の時間が長くなります.夏至のころ,札幌の 昼間の時間(日の出から日の入りまで)は15時間25分,薄明るい時間を含めると 16時間34分で,で東京と比べて 1時間ほど長くなります.ということで,気持ちのよい季節の夏の間, 屋外での行楽などを長い時間,楽しむことができます.ただし,北極圏では ありませんので白夜にはなりません.ちゃんと夜は暗い中で寝ることができます.( 朝3時半には明るくなりますが....)

反対に冬は昼が短いですが,冬の間は建物の中で活動していることが 多いので,外の明るさはあまり気にならないです.

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飲食店が夜遅くまで営業している
札幌の繁華街,すすきののあたりは,夜遅くまで(というか,朝早くまで) 営業している店が多いです.他の都市では公共の交通機関の 終電1時間前くらいで閉店という ところが多いですが,札幌では地下鉄の終電が出た後でも,皆,あわてるでもなく 飲んだり歌ったりしています.お店の人もお客さんも歩いて家まで帰れたり, タクシーに乗ってもあまりお金がかからない,という人が多いせいかもしれません. ただ,この理由は未成年の,大学では勉学にいそしむ予定の皆さんには 関係のない項目かもしれませんが...
(右はすすきのの元祖ラーメン横丁.〆のラーメンを食べる客で夜遅くまで賑わいます.)
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